FX(外国為替証拠金取引)は外国の通貨を売買して利益を得る取引のことです。FX専業会社や証券会社に証拠金を預け、それを担保に、レバレッジといわれる方法で、個人の場合であれば25倍までの通貨売買を行うことができます。
為替レートの変動を利用して、ある通貨が安くなったときに買い、高くなった時点で売れば利益が上がります。
例えば近い将来、円安ドル高が進むと考えた場合にはドルを買います。レバレッジを10倍として取引した場合には10万円で100万円分の取引ができますので、その時の為替レートが1ドル100円だとすると、1万ドル買うことができます。買った状態のことを「買いポジション」または「ロングポジション」といいます。
円安が進んで1ドル105円になった時点で1万ドルを売れば105万円になりますので、5万円の利益が得られます。反対に1ドル95円の円高になれば、5万円の損失となります。
ドル安が予想される場合には、空売りから入ることもできます。売った状態のことは「売りポジション」または「ショートポジション」といいます。いずれの場合でも決済した(空売りした場合は買い戻した)時点で初めて利益または損失が確定します。
うまく行けば投資金額に対して大きな利益を得ることができますが、逆の場合の損失も大きくなります。
ほとんどのオンラインFXでは、売買手数料や口座管理料は無料となっています。
FX取引では、スプレッドといわれる、売値と買値の価格差が設定されていて、FXの会社はそこで利益を得ているのです。このスプレッドが小さいほど投資家は利益を上げやすくなります。