FXには儲けや損をあらわす専門用語が多く存在します。どれも聞いたことがあっても、意味を正しく理解しているとは限りません。今回は含み損、含み益という言葉の意味について説明します。


含み益は売却したときに利益が出る状態

含み益とは、現在所有している通貨を市場価格で計算したときにプラスになっている状態をいいます。売却を行えば利益が出る状態です。フェイバーや評価益などとも呼ばれています。(参考ページ⇒支持線・抵抗線)短期売買ではなく運用する場合は含み益の状態をなるべく維持して運用できるとより良いと考えられます。この状態はいつまでも維持されるわけではないので、しっかりと市場を見極めて売却し、利益を確実に得ることがFXでは大切です。


含み損は売却したら損なとき

含み損は含み益の全く逆の状態を指します。保有している通貨を市場価格で計算して、自分が購入した金額よりも安いということです。アゲインストや評価損などと呼ばれる場合もあり、どの言葉でも同じ意味です。この場合はまた価値が上がるまで運用を続けるか、損の少ないうちに売却してしまう損切りを行うどちらかになります。また上がる可能性も0ではありませんが、そのまま下落を続けると大きな損が出てしまうので、マイナスであっても売却をすることがFXを上手に運用するポイントだと言われています。