外国為替証拠金取引であるFXには、大きく分けて、二つのものがあります。一つは、取引所FXであり、東京と大阪の取引所が主催しています。取引所が介入しているため、証拠金保全制度などもしっかりし、安心して取引ができるようです。しかし、従来からある店頭FXも、人気は健在です。これは、FX業者が主催しているもので、取引所とは異なった個性があります。かつては、かなりの数の業者があったようですが、今では合併などをしたため、数が絞れているようです。仮に取引所FXの審査に通らなかったとしても、店頭FXを利用できる可能性があります。ただし、法律上、店頭FXでは、為替価格に利益が上乗せされます。スプレッドがそれに該当し、為替売買の差額に相当します。取引所と比べれば、少し高めとなっていますが、投資家に不利になるような上乗せは、許されていません。また、独自のキャンペーンなどを行うことがあります。たとえば、スプレッドなしの通貨ペアを期間限定で設けたりなどしています、円ドルの組み合わせが多いようですが、昨年では、オリンピックの影響もあったのでしょう。円ポンドの組み合わせで、スプレッドキャンペーンなどが行われていました。現在、アベノミクス効果で、日本の投資市場が活気を帯びて来ています。今後、店頭FXでも、新しいキャンペーンなどが行われ、顧客獲得のためのユニークなビジネス展開が行われるかもしれません。