今週もいつもと変わらない相場かと思っていたところ、週末に思いもよらないことが発生した。キプロスの銀行預金への課徴金という、国家による国民に対する預金の徴収という、ショックな出来事が起きたのだ。キプロスは小さな国なので、このこと自体の影響力は小さなものであろうとは思う。しかし、ユーロ圏の中で債務の大きな国の国民にとっては、肝を冷やす出来事であったことは間違いないだろう。しばらくの間、リスクオフの流れになることが予想される。反転に至るのにどれほどの時間を要するかは現時点では予想しきれないが、短期から中期、どのようになっても対応できるように備えたい。

私のトレードとしては、先週のうちにユーロ売りをしていたので一安心しているところである。こういった動きは時期こそ読みきれないものの、予想の範囲内である。ユーロ売りでヘッジを継続しつつ、ドル円が下げに転じたところで機を測り押し目で買っていきたいと考えている。