FX取引では、テクニカル指標と同じように、経済指標が大変重要です。

経済指標というのは、生産指数、GDP(国内総生産)、株価指数、消費者物価指数、日本銀行券発行高、失業率、などの数値をいいます。経済情勢の動きがどうなているのかを表す経済指標が公になると、為替レートが反応し、たちまち外国為替市場が変動します。

まず金利にとても大きく影響するのは、経済指標の動きです。FX取引では、金利というのは、基本的に金融機関同士などが賃借をするときに使用される市場金利でなく、国の中央銀行が決める政策金利を使用しています。

投資家が預金をしたり、銀行の預金受取利子が増加したときは、金利が上昇しているときです。金利のより高い国の通貨を買って預金をすることによって、より高い利子を獲得することが出来るのです。何を意味するかというと、金利の高い通貨に注文が増加し、と共に、金利が上昇すれば、通貨間の金利差額も上昇します。

また、持っている通貨の国の貿易の収支が良いか悪いかも、大切な経済指標の一つです。貿易の収支が悪い国の通貨は、利益を生み出すには金利が低すぎます。なので、投資家は、貿易の支が良い国の通貨を買いたがるのです。

FX取引は、まだ歴史は浅いが、為替レートによって、なりたっている金融商品なので、投資家は経済指標の動きに、常に手に汗を握っているとも言えるでしょう。